第二部「おぃ…全然似とらんぞぉ!」第二部の名セリフはやはりこれか?
三成に成りすました嶋村隊長が小早川に裏切りは許さないと釘を刺しに会見するシーン。
いや、笑えた。
すでに戦車もヘリも持って行かれて、何とも心もとない伊庭小隊。
そこへ徳川軍が…
またも、呑気に構えていた自衛隊。
「敵襲ーっ!」
に銃だけ構えて、突っ立ってお出迎え。
またもや指揮官、
「勝てるとは言わぬまでも、負けるとも思えません」
絶句…
そして、夜中に装甲車を壊されました。
どうやって、家康の忍者は機械のキの字も知らないのに破壊する事が出来たのか…
小早川は賢いね。
「おぬし、7万の鉄砲玉を持ってるのか?」と聞いてました。
(もちろん。家康も気付いてるでしょうが)
指揮官、「俺は人の心を踏みにじる奴は許せん」そればっか…orz
一方、島村小隊。
こちらも何だかねぇ…
「生きた証をこの時代に残す」
全く立派なお題目ですが、いかんせん隊長は残り僅かな命。
少々ヤケクソ気味では?
とうとう、大坂城内でクーデター。
三成を切って、「我こそは石田治部少輔三成!」…無茶苦茶や…
嶋村卓也として生きた証を残す気は無かったのでしょうか?
そんな事をして、諸大名がついて来る筈もなく、ついには島左近まで切る羽目に。
ただでさえ、負け戦の運命にある西軍。
確実に数千の兵と島左近という武将を失い、信用も失ってますます不利になった訳だ。
三成を切るにしても、わざわざ戦の前に怒らせて切らなくても、合戦が終ってからでも、合戦の最中に暗殺しても良かったであろうに。
さて、数少ない(嫌味でなく)泣けるシーンが。
伊庭隊長が娘にその姿を重ね合わせて可愛がっていた、おりんちゃんが徳川の将兵に切られてしまった。
同じ年頃の娘を持つ親として、このシーンだけは…弱いんやぁ…
そしてここからは、突っ込み満載。
おりんの死体を抱いたまま、戦場を無傷で徘徊する伊庭隊長。
小早川を東軍につくように仕向け、嶋村隊を窮地に追い込み、その嶋村を救出するべくついに戦闘に参加する伊庭。
しかし、嶋村を置き去りに。
ヘリはむやみに雑兵を虐殺。ようやく本陣を狙えば良い事に気付くも、弾薬が切れて無人の(!)弾薬保管場所に補給しに戻るが、
無防備のヘリ搭乗員は迷彩服(!)の忍者に殺され、ヘリも訳の分からない自爆テロで爆破される。
戦車は生身の人間相手に轢かずにいちいち止まって無駄な砲弾を撃つ。(近すぎるでしょ!&対人に戦車砲使うな!)
深さもわからない池に突っ込んでいく戦車。油で炎上するのか?
「稲垣と脇坂が!」と他の自衛隊員がご丁寧に叫ぶ!
映ってないだけでホントは4人、ちゃんと乗ってると思ってました。
2名で操縦!? ありえないっ!すごいぞおさむちゃん!
銃火器を装備しながら、槍や刀しか持たない雑兵の真っ只中に各自バラバラに突撃。
フルオートで撃ちまくり、タマ切れを起こし次々に、串刺しに…ちゃんと防弾ベスト着けてるのか!
火縄銃ごときで貫通せんぞ!とにかく棒立ちで銃乱射はやめてくれ!
そして戦いは終った。
「太平の世がくるならば良い。裏切り者の誹りなぞ、望む所だ」
「しかし、俺達は知っている。小早川秀秋は平和を切望する立派な武将であることを」
伊庭と小早川の会話である。
ええ話やなぁ…(こんな名シーンを十数分後にぶち壊し)
そして捕まった嶋村隊長は石田三成として処刑。
生きた証って何だったのか?
再び伊庭小隊。
仲間が大量に死んだ後だというのに、プラズマ現象で空が光ったから帰れるとの確信からか、楽しげにキャンプ生活を送る。
そして、笑顔で記念撮影。って、いや、もうええわ。
そして悲しみの時は来た。
全てをぶち壊す最悪のシーン。
「伊庭ーっ!逃げろーっ!」
小早川ーっ!徒歩で来るんじゃねえーっ!
家康軍の突然(彼らにしてみればね)の襲撃。
次々に弓矢で撃たれる。
「ふざけんなー」って隠れもせずに突っ込んだりすんなって…
そして伊庭隊長。
「あいつら、何者だ」って、あんたね…
小早川
「必ず生きろ。余が伊庭を守る!」
てっきり小早川家が全力で身を守るから、とりあえずこの場を切り抜けようって意味と思ったら
秀秋、銃を持って突撃…(泣)意味無ぇ~っ!
そして秀秋死亡。
逆上した伊庭、銃を手にするも矢が喉を貫通。そしてタイムスリップ。
(どうせなら、映画のパクリでいいから、第一部の小早川の襲撃をこちらに持ってきて、伊庭が小早川に殺される方がまだ…)
結局、何をやっても死んじゃうんですね?
「歴史は、俺たちに何をさせようとしているのか…」
意味無いやん・・・
タイムスリップって、歴史の意思なんてものじゃなくて、単なる自然災害やんか。
何故かサトエリだけが記憶喪失で戻ってきて、悟りのポーズ(意味不明・洒落か?)
伊庭隊長の妻と娘が、神社で父親が400年前に書いた、2人へのアイラブユーの落書きと、認識票&結婚指輪を見つけるシーンも、
涙を誘いました。
しかし、これで冒頭に書いた、パラレルワールド説を見事にぶち壊してくれましたね。
余計に悲しくなりました。
結局、最後に笑ったのは、家族捨てて女と駆け落ちした布施博って、何だかなぁ…
おわり
PR