大阪府堺市堺区大仙町にある百舌鳥古墳群の古墳の一つ
日本で最大の規模を誇る前方後円墳です。
宮内庁によって仁徳天皇の陵墓として管理されており、陵号は百舌鳥耳原中陵(もずのみみはらのなかのみささぎ)。
一般的には仁徳天皇陵(にんとくてんのうりょう)、または、仁徳御陵(にんとくごりょう)と呼ばれています。
現状規模は、墳長480m。
周囲は2718m、面積は464124㎡。
一度、飛行機に乗った時に、上空から、この巨大な古墳を見た時には感動しましたが、地上からだと余りにも巨大な墳丘のため、どこから見ても山にしか見えません。
最も墳丘に近づけるのは正面の拝所で、二重濠の外側堰堤まで立ち入ることができます。
近年、考古学的な比較研究から、年代順位がおかしいとの仁徳天皇の陵であることに否定的な見解が唱えられており、今では教科書などに「仁徳天皇陵」との呼び名は用いられなくなっているらしいです。
今度、機会があれば堺市役所高層館21階の展望ロビーから、巨大な前方後円墳の全容を遠望してみたいと思う。
(2007.01.某日)
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